Cu系形状記憶合金

Cu系形状記憶合金

6. Cu系形状記憶合金

形状記憶効果はこれまで、多くの合金系で見出されており、銅系合金でもCu-Al-Niなどで盛んに研究が行わたが、
加工性に乏しく、形状記憶特性も十分でないために、前述のように現在実用化されている主な形状記憶合金はNiTi合金のみという状況だった。
東北大学殿の開発されたCu-Al-Mn形状記憶合金が得られることが分かり、当社は東北大学殿のご指導を得てCu-Al-Mn合金の製造技術を確立した。Cu-Al-Mn合金は加工性に優れるため、NiTi合金では困難な板材、箔等の加工が可能で新たな分野の開発が期待される。

図28 Cu-Al-Mn合金の製品

図28 Cu-Al-Mn合金の製品

図29 Cu-Al-Mn形状記憶合金の特性

図29 Cu-Al-Mn形状記憶合金の特性

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