通電型アクチュエータ用NTワイヤ NT-TTRを開発
アクチュエータの小型化,低コスト化を考えていらっしゃる方々に
|
1.ワイヤの使用法 |
形状記憶合金ワイヤは、一定荷重を負荷しつつ温度を変化させると、マルテンサイト変態により伸び縮みします。更に、形状記憶合金ワイヤは電気抵抗値が高いために、通電により容易に加熱できます。このため,下図に示すように、電流のON・OFFによりワイヤを伸び縮みさせることができます。この伸縮を利用することにより、アクチュエータを駆動させることができます。 |
2. アクチュエータに用いる利点 |
- ワイヤに通電させるだけで動作可能
→小型軽量,構造簡素,低コスト化
- 軽量でも高出力(右図)
- 通電量によって力や動作速度を制御可能
- 動作音がほとんどなく,動きが滑らか
(SMA:Shape Memory Alloy/形状記憶合金) |
各種アクチュエータ用材料の比較 |

|
|
- 電流ON・OFF時のひずみの,繰り返し回数による変動が小さい
- 作動時のひずみ幅の減少がほとんど無い
- 繰り返し回数に依らず特性が安定している
|
作動時のひずみの変化 |

|
|
|
|